「富山湾の宝石」シロエビ漁解禁 地震影響懸念もトラブルなし

「富山湾の宝石」とも呼ばれるシロエビの漁が始まり、富山県射水市の漁港では新鮮なシロエビが次々と水揚げされました。能登半島地震の影響が懸念されましたが、トラブルなどはなかったということです。

シロエビ漁は毎年4月1日に解禁され、射水市の新湊漁港では1日、沖合で漁を行った漁船が戻り、透き通った色の新鮮なシロエビを次々と水揚げしました。

シロエビは大きいもので7センチほどと、初日としては例年より大きく、その場で競りにかけられました。

漁協によりますと、1回目の水揚げはおよそ270キロで、やや高値で取り引きされたということです。

シロエビ漁は海底近くで網を引くため能登半島地震の影響が懸念されましたが、海底の地形の変化で漁具が傷むといったトラブルはなかったということです。

新湊漁業協同組合の松本隆司 理事は「地震の影響で漁を再開できるのか不安もありましたが、なんとか初日を迎えられてほっとしています。皆さんにおいしく食べてもらいたい」と話していました。

シロエビ漁は夏に最盛期を迎え、11月いっぱいまで行われます。