ダイハツ 18年ぶり首位明け渡す 軽自動車の新車販売台数

昨年度1年間の軽自動車の新車の販売台数で、ダイハツ工業がスズキを下回り、18年ぶりに首位を明け渡しました。

全国軽自動車協会連合会によりますと、昨年度1年間に国内で販売された軽自動車の新車の台数は、メーカー別で、スズキが前の年度より7%増えて55万2000台、ダイハツは21%余り減って44万3000台となりました。

新型車の投入でスズキが販売を伸ばした一方、ダイハツは国の認証取得の不正問題で生産や出荷を停止したことが影響しました。

ダイハツが首位を明け渡すのは18年ぶりとなります。

ダイハツは、国の基準への適合が確認された車種から順次、生産と出荷を再開させていますが、今も一部の車種で国の出荷停止の指示が続いています。

全国軽自動車協会連合会は「不正によるダイハツの販売への影響がいつまで続くのかわからない状況だ」としています。

一方、昨年度1年間の軽自動車の新車の国内販売全体では、前の年度に比べて4%減って、162万5000台でした。