新入社員が羊の毛刈りに挑戦 ユニークな入社式 静岡 富士宮

静岡県富士宮市にある観光牧場で、新入社員が羊の毛刈りに挑戦するユニークな入社式が行われました。

静岡県富士宮市の観光牧場「まかいの牧場」では「学生からひと皮むけた社会人になってほしい」という願いを込めて、毎年、入社式で新入社員が羊の毛刈りを行っています。

牧場の広場で行われた31日の入社式には3人の新入社員が出席し、先輩のサポートを受けながら、刃の長さが15センチほどのはさみを使って、羊の皮膚を傷つけないよう慎重に毛を刈っていました。

羊の毛刈りは夏場に熱中症にならないよう、この時期に行っていて、31日に刈り取ったおよそ2.5キロの羊毛は加工して、セーター作りなどに利用されるということです。

このあと、3人は辞令とともに、牧場の清掃で使う竹ぼうきや、ちりとりを受け取り、新入社員を代表して皆川果音さんが「何事も真剣に全力で業務に取り組み、一生懸命頑張ります」と意気込みを述べました。

入社式を終えた大久保舞由稀さんは「動物の専門学校を出ているので、いずれは動物の世話をしたいです」と話していました。

また、山嵜茉央さんは「お客様のことを第一に考えた接客ができるよう、頑張りたいです」と話していました。

新入社員は研修を受けたあと、4月3日から各部署で仕事を始めるということです。