大阪・関西万博 イスラエルが参加へ パビリオン展示からは変更

来年開かれる大阪・関西万博について、イスラエル政府は正式に参加することを表明する書簡を29日付けで日本側に送りました。イスラム組織ハマスとの戦闘に予算や資源が費やされる中、自前のパビリオンではなく、博覧会協会が準備する建物で展示を行うことを決めたということで、戦闘が万博への出展にも影を落としています。

イスラエル大使館によりますと、大阪・関西万博に正式に参加することを伝える書簡を29日付けで日本政府に送ったということです。

大使館によりますと、当初は参加国が建設費を負担して独自にデザインしたパビリオンで展示を行う「タイプA」という方式で参加することを想定していたということです。

しかし、去年10月から始まったイスラム組織「ハマス」との戦闘によって予算や資源が国防に費やされる中、独自のパビリオンではなく実施主体の博覧会協会が建設する建物で、複数の国が展示を行う「タイプC」という方式で出展することを決めたということです。ハマスとの戦闘が万博への出展にも影を落としています。

展示では、イスラエルの最先端技術や、文化などを紹介する予定としていて、大使館は「万博に参加することでイスラエルと日本の2国間関係を深め、理解と協力を促進していきたい」と話しています。