“電気自動車のF1”フォーミュラEの国内初レース 東京で開催

電気自動車のF1とも呼ばれる国際レース「フォーミュラE」が30日、国内で初めて東京都内で行われました。

「フォーミュラE」は、走行中に排気ガスを出さない電気自動車のF1とも呼ばれる国際レースで、これまでにローマやニューヨークなど世界の主要都市で開催されています。

国内では30日に初めて東京・江東区で開催され、国内メーカーなど11チーム22台が参加しました。

レースは午後3時ごろから東京ビッグサイトを囲むような1周2.585キロの公道を含むコースで始まり、パブリックビューイングの会場では訪れた人たちが電気自動車のスピード感などを楽しんでいました。

東京都は、この大会が走行時に二酸化炭素を排出しない電気自動車や燃料電池車など「ゼロ・エミッション・ビークル=ZEV」の普及の後押しとなることを期待していて、会場には100台以上のZEVが展示されていました。

訪れた40代の男性は「国内で初めての大会でとても楽しく興奮しました。電気自動車が盛り上がってきていると感じたので、将来の移動手段の選択肢として考えたいです」と話していました。

岸田首相「環境に優しいモーターレースを盛り上げる」

岸田総理大臣は大会のオープニングセレモニーであいさつし「二酸化炭素やエンジン音が出ない日本で初めての公道での国際レースだ。きょうは東京の街を、未来が、そして夢が猛スピードで駆け抜ける。国も東京都もこの環境に優しいモーターレースをしっかりと盛り上げていく」と述べました。