中国海警局の船2隻が尖閣諸島沖の領海から出る 28日に領海侵入

28日に沖縄県の尖閣諸島の沖合で、日本の領海に侵入した中国海警局の船2隻は30日正午ごろ、いずれも領海を出ました。海上保安本部は再び領海に入らないよう警告と監視を続けています。

第11管区海上保安本部によりますと、日本の領海のすぐ外側にある接続水域を航行していた中国海警局の船2隻が、28日午前2時半ごろから尖閣諸島の南小島と魚釣島の沖合で、日本の漁船2隻の動きにそれぞれあわせるように相次いで日本の領海に侵入しました。

2隻は57時間以上にわたり航行を続けたあと、漁船が領海から出たのに合わせるように30日正午ごろ、それぞれ南小島沖と魚釣島沖で領海を出ました。

海上保安本部は、再び領海に入らないよう警告と監視を続けています。

尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が日本の領海に侵入するのが確認されたのは3月20日以来で、ことしに入って7件目です。