「陰陽師」安倍晴明 生誕地と伝わる茨城 筑西市でイベント

平安時代の陰陽師、安倍晴明の生誕の地として言い伝えがある茨城県筑西市で、ゆかりの地を歩いて巡るイベントが行われました。

安倍晴明は平安時代に占いやまじないなどを行う「陰陽師」として活躍したことで知られ、小説や映画などにも取り上げられていて、NHKの大河ドラマ「光る君へ」にも登場しています。

晴明の出生にはさまざまな説があり、茨城県筑西市もその1つとして伝わっています。

30日はゆかりのある場所を歩いて巡るイベントが開かれ、およそ50人が参加しました。

このうち、晴明にまつわる言い伝えなどが残る高松家では、敷地内にある「晴明神社」を訪れ、ガイドを務める地域おこし協力隊の男性は晴明やその両親をまつっているという伝説があることなどを説明していました。

参加した60代の女性は「近くに住んでいるが、晴明伝説のことは知らなかった。これを機に地元のことをもっと知ろうと思う」と話していました。

イベントを企画した実行委員会の皆川清さんは「安倍晴明の生誕についてはさまざまな説があるが、筑西市にも晴明の伝説があることを多くの人に知ってもらいたい」と話していました。