ヤクルト 山田哲人と田口麗斗 1軍登録抹消 主力の離脱相次ぐ

プロ野球 ヤクルトのキャプテン、山田哲人選手と抑えの田口麗斗投手がコンディション不良などを理由に開幕2日目の30日、1軍の出場選手登録を抹消されました。ヤクルトは開幕前から主力にけが人が相次いだのに続き、シーズンに入った直後に投打の中心選手がチームを離れることになりました。

31歳の山田選手は29日、本拠地の神宮球場で行われた開幕戦で5番・セカンドとして先発出場しました。

2回の第1打席でツーベースヒットを打ち続くサンタナ選手のセンターフライの間に三塁に進みましたが、直後にベース上で両手をひざにつき、攻守交代の際には重そうな足取りでゆっくりとベンチに戻りました。

直後の3回の守備にはつきゴロをさばいたものの、そのウラの打席では、代打が送られ、ベンチに退いていました。

試合後、高津臣吾監督は「走ったときに下半身に違和感を覚えたようだ」と話していて、山田選手は30日に1軍の出場選手登録を抹消されました。

また抑えの田口投手も30日に再調整のため登録を抹消されました。

田口投手はキャンプ中盤に下半身のコンディション不良で離脱して出遅れ、29日は4点リードの9回にマウンドに上がったものの1イニングを投げ、2つのヒットと1つのフォアボールを出して1失点と不安の残る内容でした。

ヤクルトは先発ローテーションとして期待された小川泰弘投手と奥川恭伸投手がコンディション不良のため開幕に間に合わず、期待の若手、4年目の内山壮真選手も開幕前に離脱するなど苦しいチーム状況でしたが、さらに投打の主力選手も欠くことになり、5位からの巻き返しをねらうシーズンは厳しい出だしとなりました。