千葉 アンデルセン公園の風車 改修工事終え約5年半ぶり稼働

千葉県にある「ふなばしアンデルセン公園」のシンボルの風車が改修工事を終え、30日におよそ5年半ぶりに稼働を開始し多くの人が訪れました。

「ふなばしアンデルセン公園」は東京ドームおよそ8個分の広さの船橋市の公園で、アンデルセンの故郷、デンマークのオーデンセ市と姉妹都市であることから、童話の風景をイメージした建物や広場が設けられています。

このうち、30年ほど前に建設され公園のシンボルとして親しまれてきた「粉ひき風車」は、老朽化のため2018年から羽根が止まっていましたが、回転軸などの改修工事を終えて5年半ぶりに稼働を始めました。

30日は午前中から風車が回る様子を見ようと大勢の親子連れなどが訪れ、直径22メートルの羽根を眺めたり、写真を撮ったりして楽しんでいました。

工事はデンマークから職人が来日しておよそ1億3000万円かけて行われ、修理費用の一部にあてるため市が寄付を募ったところ、およそ700万円余りが集まったということです。

風車が回る姿は土日や祝日に見ることができ、来月21日までデンマークの国旗をイメージした花壇などが設けられています。

柏市から来た親子は「子どもの入園記念の写真を撮りに来ました。いい記念になりうれしいです」と話していました。

船橋市公園緑地課の芝原正行課長は「風車が回る姿とデンマークの牧歌的な風景を皆さんに楽しんでほしい」と話していました。