奈良「蛇行剣」初の一般公開始まる“古代東アジア最長の鉄剣”

奈良市の古墳で発見された、古代の東アジアで最も長いとされる長さ2メートルを超える「蛇行剣」と呼ばれる鉄の剣が奈良県橿原市の博物館で初めて一般公開されています。

4世紀後半に造られたとされる奈良市の富雄丸山古墳では、長さ2メートル30センチ余りの「蛇行剣」と呼ばれる古代の東アジアで最も長いとされる鉄剣が見つかりました。

奈良県橿原市にある県立橿原考古学研究所の付属博物館で30日から一般公開が始まり、会場には大勢の人が集まりました。

訪れた人たちは「蛇行剣」の大きさに驚いた様子で、その名のとおり蛇のように曲がりくねった形をじっくり見たり写真に収めたりして、古代のロマンを感じていました。

両親と訪れた8歳の女の子は「どうやってこんなに長い剣を作ったのか不思議です」と話していました。

また、地元の50代の男性は「初めて実物を見て、歴史を感じました。これからさらに剣や古墳の調査が進んで新たな発見があることを期待しています」と話していました。

「蛇行剣」の一般公開は、来月7日まで行われています。