ルーマニア国防省は、3月28日、ドナウ川を挟んでウクライナと国境を接する東部の農地に無人機の一部とみられるものが落下しているのが見つかったと29日、発表しました。
ただ、この無人機がロシアのものかウクライナのものかは明らかにしていません。
AFP通信はけが人はいないと伝えています。
ドナウ川沿いにはウクライナの農産物を運び出す拠点があり、去年9月のロシアによる無人機での攻撃の際にもルーマニア領内で無人機の一部とみられるものが見つかっています。
NATOに加盟するルーマニアはこうした事態に抑制的に対応していますが、警戒を強めているとみられます。
また、同じくNATO加盟国のポーランド軍も3月24日、ロシア軍のミサイルがおよそ40秒にわたって領空に入ったと発表していて、ロシア軍によるウクライナへの激しい攻撃が周辺のNATO加盟国との不測の事態につながらないか懸念されています。
ウクライナ隣国のNATO加盟国 ルーマニアに無人機落下か
ロシアがウクライナへ激しい攻撃を続ける中、ウクライナの隣国でNATO=北大西洋条約機構に加盟するルーマニア政府は、無人機の一部とみられるものが領内に落下したと発表しました。ルーマニアでは同様の事態がこれまでも起きていて、警戒を強めているとみられます。