大谷選手 “多額送金 捜査中なので何も言えません” 米紙

ロサンゼルス・タイムズは28日、ドジャースを担当するディラン・ヘルナンデス記者のコラムを掲載しました。

この中でヘルナンデス記者はこの日に行われたドジャースの本拠地開幕戦の前に大谷翔平選手に、25日の声明のあとも明らかになっていない疑問について尋ねたとしています。

これに対して大谷選手はうなずいたあと「現時点で言えることは全部言いました」と答えたということです。

続いてヘルナンデス記者が元通訳の水原一平氏がどのように銀行口座にアクセスできたのかや大谷選手の知らないうちにどのように多額の送金が行われたかわかっているのかを問うと大谷選手は「捜査中なので何も言えません」と答えたとしています。

そして、どの機関が窃盗の容疑で捜査しているのか把握しているか尋ねると「もちろんです」と答えたものの具体的な機関の名前は言わなかったということです。

記事でヘルナンデス記者は、大谷選手がふだんとかわらない受け答えで、目をそらさなかったなどと伝えています。

フレッチャー「イッペイはグッド・ポーカープレーヤー」

アメリカのスポーツ専門チャンネルESPNの取材に対し、大谷翔平選手の専属通訳を務めていた水原一平氏は、2021年にカリフォルニア州サンディエゴでポーカーをした際に賭け屋の男性と知り合ったことを明らかにしています。

また、ESPNによりますとこの際、当時、エンジェルスで大谷選手とチームメートだったデービッド・フレッチャー選手が参加していたということです。

そのフレッチャー選手は2021年に行われたエンジェルスのファンが運営するメディアのインタビューで「エンジェルスのクラブハウスにはポーカーをするグループがあるのか」と問われ「遠征先で時々やっている」と答えました。

そして「ポーカーで一番手ごわいのは誰か」と聞かれたのに対し「イッペイはグッド・ポーカープレーヤーだ」と答え、水原氏のポーカーの腕を評価していました。