東京でサクラ開花 気象庁 平年より5日遅く

気象庁は29日午後、「東京でサクラが開花した」と発表しました。平年より5日、去年より15日それぞれ遅い開花となり、2013年以降でも最も遅くなっています。

気象庁によりますと、29日の東京は、午前中、雨や風が強まり荒れた天気となりましたが、その後回復し、午後2時までの最高気温は20.9度と4月下旬並みの暖かさとなりました。

日が差しはじめ、青空が見えた午後2時ごろには、気象庁の担当者が東京のサクラの開花の目安となっている千代田区の靖国神社のソメイヨシノを訪れて基準を超える11輪の花が咲いているのを確認し、「東京でサクラが開花した」と発表しました。

東京のサクラの開花の発表は、平年より5日、統計を取り始めてから最も早かった去年より15日、それぞれ遅くなりました。2013年以降でも最も遅くなっています。

ことしの開花について、東京管区気象台の小林與朗 地上気象観測班長は「先月後半からきょうの開花まで気温が低い日が続き、つぼみの成長が遅れため、開花が平年よりも遅くなった」と話していました。

サクラは1週間から10日ほどで満開となる見込みです。