能登の食材使った料理で寄付する催し 農家や水産業者など支援

能登半島地震で被害を受けた農家や水産業者などを支援しようと、能登の食材を使った料理を提供し、売り上げの一部を寄付する催しが28日夜、石川県白山市で開かれました。

この催しは日本イタリア料理協会などが企画し、売り上げの一部を生産者に寄付することになっています。

28日夜、白山市の会場には事前に申し込んだおよそ20人が集まり、イタリア料理の有名シェフたちが調理したコースが「珠洲焼」の器などで提供されました。

このうち、地震の影響で水揚げ量が減少した七尾市の水産会社のかきを使ったスパゲッティは魚介のうまみを味わうことができます。

また、鶏肉と地元で採れた野菜を使ったテリーヌや、能登牛のステーキもふるまわれました。

料理に合わせて輪島市や穴水町のワイナリーのワインも提供され、参加者たちはワインと料理の味を堪能していました。

40代の女性は「かきがプリプリしていて、白ワインとの相性も良くとてもおいしかった。生産者たちが大変な状況の中で食材を提供されていることに胸を打たれました」と話していました。