コスモHDと岩谷産業 資本業務提携の協議を明らかに

石油元売りの「コスモエネルギーホールディングス」と、筆頭株主で大手ガス会社の「岩谷産業」は、水素の製造や供給をはじめ、幅広い分野での関係強化に向けて資本業務提携の協議を進めていることを明らかにしました。

岩谷産業は去年12月、コスモの経営陣と対立していた旧・村上ファンドの村上世彰氏が関わる投資会社などからコスモの株式を取得し、19%余りを保有する筆頭株主となりました。

両社の発表によりますと、岩谷産業は27日、コスモの株式を追加取得し、20%余りの株式を保有する持ち分法適用会社にしたということです。

これを受けて、両社は28日、資本業務提携の協議を進めていることを明らかにしました。

すでに両社は脱炭素社会の実現に向けて、次世代のエネルギーとされる水素事業で協業していますが、幅広い分野での関係強化を図るために具体的な協議を進めるということで、早期の合意を目指したいとしています。