鹿児島 伊佐 太陽光発電施設爆発火災 鎮火を確認 検証へ

27日夜、鹿児島県伊佐市の太陽光発電施設で、蓄電設備がある建物から煙が出たあと爆発が起き、消防隊員4人がけがをした火災は、28日午後2時半すぎに鎮火が確認されました。警察や消防は安全性を確保したうえで、今後、検証作業を行い出火や爆発の原因を詳しく調べることにしています。

27日午後7時前、伊佐市大口大田にある太陽光の発電施設「ハヤシソーラーシステム高柳発電所」で爆発が起き、20代から40代の消防隊員合わせて4人がけがをしました。

消防によりますと「白煙が上がっている」という通報を受け、駆けつけた隊員が建物内の煙を取り除く作業を始めようとしたところ爆発が起き、入り口付近にいた3人と離れた場所にいた1人が巻き込まれました。

爆発した建物は蓄電設備で、放水によって感電などのおそれがあったため発電施設の電源を遮断し、温度が下がったことなどから発生からおよそ20時間後の午後2時半すぎに鎮火を確認したということです。

現場には警察や消防のほか、経済産業省の職員も立ち会い、焼け焦げた施設の状況を確認していました。

警察や消防は安全性を確保したうえで、今後、消防研究センターの職員などを現場に派遣して検証作業を行い、出火や爆発の原因を詳しく調べることにしています。