“ロシアはテロ情報を2月には把握” ウクライナ国防省

ロシアの首都モスクワ郊外で起きたテロ事件について、ウクライナ国防省の情報部門のトップは、ロシア政府が少なくとも2月中旬にはテロの準備が進められているという情報を得ていたとしてテロを防がなかったのはウクライナ側に責任を負わせるためだったと主張しました。

ウクライナ国防省の情報総局は27日、ホームページでロシアのモスクワ郊外で起きたテロ事件について、トップのブダノフ局長の発言を伝えました。

この中でブダノフ局長は「ロシア政府は少なくとも2月15日にはテロの準備が進められているという情報を得ていた」と述べ、中東シリアで活動するロシアの諜報機関から政府に情報が伝えられていたと主張しました。

ロシア政府は、テログループがどこからどの国を通過してロシアに入るかなどを知っていたとしています。

そのうえで、ロシア政府が、テロを防がなかった理由として「ロシア政府はもっと規模の小さなテロになると考え、すべてウクライナに責任を負わせたかったのだろう」と主張しています。

テロ事件をめぐっては、ロシア側はプーチン大統領などがウクライナの関与が疑われると相次いで発言していますが、ブダノフ局長は「ロシアの主張はナンセンスだ。たとえ敵国であっても民間人を標的にしたテロは許可しない」として、ウクライナの関与について強く否定しました。