はしかワクチン “子どもへの定期接種を優先的に” 日本医師会

全国で「はしか」の感染が確認されワクチンの需要が高まっていることを受けて、日本医師会は子どもへの定期接種を優先的に行うよう呼びかけました。

「はしか」の感染確認を受けて、厚生労働省は、子どもの定期接種が確実に実施できるよう、小児科に優先してワクチンを供給することなどを卸売販売業者などに求めています。

これに関連して、日本医師会の釜萢常任理事は記者会見で「接種を希望する大人も少なくないと思われるが、ワクチンの生産量は大体決まっており、子どもへの2回の定期接種を優先して行ってもらいたい」と呼びかけました。

また「ワクチンを注文してもなかなか来ないという懸念が全国から寄せられている。卸売業者は、例年の接種実績に応じて、納品を考えてもらい、医療機関も大量に発注をせず、適切に注文してもらいたい」と述べました。