“海外留学に関心を” 青森で知事と王林さんらトークイベント

海外留学への関心を高めてもらおうというトークイベントが、26日に青森市で開かれ、青森県の宮下知事とタレントの王林さんが対談しました。

このイベントは、コロナ禍で海外に留学する学生が大幅に減少するなか、海外留学への関心を高めようと、文部科学省が開きました。

会場には、小学生から大学生など220人余りが集まり、まず留学を経験した青森県出身の高校生や大学生など4人が、外国の景色や料理などに衝撃を受けたことや、さまざまな国の人と出会い価値観が変わったことなどを話しました。

そのあと宮下知事と王林さんが対談し、宮下知事は、大学の卒業旅行でスペインやイタリアに行った経験に触れ、「どんなに勉強しても、ことばが通じないことが多く精神面が鍛えられた」と話しました。

王林さんは、ライブ活動で訪れた台湾での出来事に触れ、「県民にとって当たり前の存在の青森県産りんごが、高い値段で売られていて驚いた」などと話していました。

参加者から、海外でうまく話す方法を聞かれると、王林さんは「頑張って話しているだけで、相手は話を最後まで聞いてくれるので大丈夫。現地の人と話すことが、いちばんの成長につながると思うので、うまくいかなくてもめげずに、たくさん話してきて」とエールを送りました。

宮下知事は「子どもたちみんなにチャンスがあると伝えていくことが重要だ。世界を見た子どもたちが、青森の成長に貢献することを期待している」と話していました。