自民 新年度予算案“28日採決”を提案 立民は応じる方向で検討

新年度予算案の審議日程をめぐり、自民党は立憲民主党に対し、28日参議院予算委員会と本会議で採決することを提案しました。立憲民主党は応じる方向で検討していて、28日の質疑の内容などを見極めて判断する方針です。

新年度予算案をめぐり、自民党は立憲民主党に対し、参議院で27日採決する日程を提案していましたが、立憲民主党は派閥の政治資金パーティーをめぐる問題への自民党の対応を見極めたいとして調整が続いていました。

こうした中、自民党の石井参議院国会対策委員長と立憲民主党の斎藤参議院国会対策委員長が国会内で協議し、28日午前に参議院予算委員会で締めくくりの質疑を行うことで合意しました。

さらに石井氏は28日締めくくり質疑のあと、委員会と本会議で予算案を採決することを提案しました。

立憲民主党は持ち帰って検討する考えを伝えたものの、採決に応じる方向で検討していて28日の質疑の内容などを見極めて判断する方針です。

一方、会談では、岸田総理大臣が行っている安倍派幹部への聴取の結果について国会で報告を受けることを申し合わせたほか、4月1日に参議院決算委員会で岸田総理大臣らに出席を求めて質疑を行う方向で調整することも確認しました。