DV 4人に1人が配偶者から暴力受けたと回答 内閣府調査

内閣府が行ったDV=ドメスティック・バイオレンスに関する調査で、4人に1人が配偶者から暴力を受けたことがあると答えました。

内閣府は、DVや性暴力などの実態を把握するため、去年11月から12月にかけて、全国の18歳以上59歳以下の5000人を対象に調査を行い、59%にあたる2950人から回答を得ました。

この中で、結婚の経験があると回答した1838人に、配偶者から暴力を受けたことがあるか尋ねたところ
◇「何度もあった」が11%
◇「1、2度あった」が15%で
合わせると4人に1人が「暴力を受けたことがある」と答えました。

どんな暴力を受けたかについては
▽「暴言を吐かれるなどの心理的攻撃」が最も多く18%
次いで
▽「殴る・蹴るなどの身体的暴行」が14%
▽「生活費を渡さないなどの経済的圧迫」が8%などとなりました。

加藤・男女共同参画担当大臣は記者会見で「多くの方が暴力を受けており、引き続き対策が必要だ。重大な人権侵害で決して許されるものではないので、根絶に向け積極的に取り組む」と述べました。