トランプ氏が株6割保有のSNS運営会社がナスダック上場

トランプ前大統領が頻繁に投稿するSNS「トゥルース・ソーシャル」を運営する企業がアメリカの証券取引所、ナスダックに株式を上場しました。

トランプ氏は今後、株式を売却することで大統領選挙や複数の訴訟に必要な資金に充てるねらいがあるのではないかとみられています。

このSNSを運営する「トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ」は26日、すでに上場している買収を目的とする特別会社と合併する形でアメリカの証券取引所ナスダックに株式を上場しました。

銘柄を識別するためのコード、ティッカーシンボルはトランプ氏のイニシャルからDJTとされました。

26日の取り引きで株価は一時、前日と比べて50%を超える大幅な上昇となり、終値は前日より16%上昇して57ドル99セント、企業の価値を示す時価総額は78億5000万ドル余り、日本円でおよそ1兆1800億円となりました。

アメリアのメディアによりますとトランプ氏は合併した会社の株式のおよそ6割を保有するということです。

トランプ氏は大統領選挙に加えて複数の訴訟を抱えており、資金繰りに対する懸念も伝えられています。

今後、株式を売却することで必要な資金に充てるねらいがあるのではないかとみられています。