医療的ケア児の学校生活に保護者の2割付き添い 看護職員配置へ

医療的ケア児のうち、保護者が学校生活に付き添っているケースが2割を占めることがわかり、文部科学省は学校への看護職員の配置を進めることにしています。

日常的に、たんの吸引や人工呼吸器などが必要な医療的ケア児について、文部科学省が2023年5月時点の状況を調べた結果、
【医療的ケアが必要な子どもは】
▽特別支援学校で8565人
▽幼稚園や小中学校、高校で合わせて2199人でした。

このうち、特別支援学校のような態勢が整っていない幼稚園や小中学校、高校での
【医療的ケアのための保護者の付き添いは】
▽登下校時のみの付き添いが46.3%
▽学校生活の付き添いが19.4%
という状況でした。

学校生活に付き添っている保護者の半数近くが、理由として「医療的ケア看護職員などが配置されていないため」と回答しています。

医療的ケア児をめぐっては、2021年に、本人とその家族を支援する法律が施行されましたが、保護者が学校行事などで付き添いを求められ、負担となるケースがあるとして、ことし3月に総務省が文部科学省に対し、付き添い解消の取り組みを進めるよう通知しています。

文部科学省は、医療的ケア児を看護する職員の配置に関わる予算補助を拡充するとともに、全国の教育委員会に対し、看護職員の配置の促進や、送迎車両への同乗などの支援を広げるよう周知することにしています。