大谷翔平 右ひじの手術以来初めて報道陣の前でキャッチボール

今シーズンバッターに専念する大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が、25日、右ひじの手術をして以来初めて報道陣の前でキャッチボールを行いました。

大谷選手は25日、本拠地のドジャースタジアムで行われるエンジェルスとのオープン戦を前に、ピッチャー用のグローブをはめてグラウンドに姿を見せ、球団スタッフを相手に20メートルほどの距離を取ってキャッチボールを始めました。

去年9月に右ひじの手術を受けて以降、報道陣の前でキャッチボールを行うのは初めてで、大谷選手は、はじめに軽く投げて感覚を確かめたあと、徐々に威力を上げ、途中からは投球フォームを意識して15分ほどの間におよそ50球を投げていました。

そして、通訳の代行を務めているウィル・アイアトンさんを介して、トレーナーとボールを投げた感触などについて話す様子も見られました。

大谷選手は先週、韓国で行われた開幕シリーズを前に「バッターとしてリハビリは終わった」と話し、アメリカに帰国次第スローイングを再開する意向を示していました。

今後は、バッターとして試合に出場する一方で、徐々にキャッチボールの距離を伸ばすなどピッチングのリハビリも並行して行うことになります。

大谷選手は来シーズンの開幕にあわせたピッチャーとしての復帰を目指していて、投打の“二刀流”復活に向けていよいよ次の段階に入ります。