神戸大のサークルの学生ら 旅館で障子破るなどの不適切な行為

神戸大学のサークルの学生らが、富山県の旅館で障子を破ったり天井を壊したりする不適切な行為をしていたとして、大学が25日に記者会見を開き、謝罪しました。学生の行為はSNSで拡散されていました。大学は学生らの処分を検討しているということです。

神戸大学によりますと、不適切な行為をしたとされるのは、神戸大学の非公認のサークル「バドミントン同好会『BADBOYS』」に所属する複数の学生です。

25日に大学が開いた記者会見によりますと、今月10日から16日にかけて春合宿で富山県砺波市の旅館を利用した際、障子を破ったほか、胴上げをして天井に穴を開けたり、灰皿を倒して破損させたりしたということです。

こうした行為を撮影した映像がSNSで拡散されたことから、大学が調査を行った結果、合宿には62人が参加していて、サークルの幹部の学生は聞き取りに対し行為を認めたということです。

大学の副学長などが旅館に出向いて謝罪し、学生と旅館の間で修復費用などについて話し合いを進めているということです。

大学は今後、調査委員会を設けて、学生らの処分を検討することにしています。

また、すべての学生に対して倫理観と節度を持った行動をとるよう指示したということです。

会見した大村直人副学長は「宿泊施設や関係者の皆様に深くおわびします。今後このようなことがないよう再発防止を徹底します」と陳謝しました。