日本相撲協会は25日、東京 両国の国技館で評議員会を開き、去年12月までの1年間の決算を承認しました。
協会によりますと、経常収益は133億3400万円とおととしからおよそ32億円増えました。
主な要因としては新型コロナウイルスによる入場制限がなくなり、入場券の売り上げ収入が増えたことが挙げられ、去年は59億1000万円とおととしよりもおよそ18億円増えました。
新型コロナの影響が出る前の令和元年と比べても、9割余りの水準まで入場券の売り上げが回復しています。
一方、経常費用は128億7100万円と前の年から3億円余り減りました。
前の年に行われた国技館の改修にかかる修繕費が大幅に減ったことが影響しているということです。
この結果、去年1年間では3億4600万円の黒字となりました。黒字は4年ぶりです。
日本相撲協会によりますと、ことしはさらに入場券収入などが増える見通しで、ことしの決算について9億円から10億円の黒字を見込んでいるということです。
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日本相撲協会 去年の決算 4年ぶりの黒字 入場制限の撤廃で
日本相撲協会の去年、令和5年の決算は新型コロナウイルスによる入場制限を撤廃したことで本場所の入場券収入が増加し、3億円余りの黒字となりました。黒字を計上するのは令和元年以来、4年ぶりです。
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