石川 七尾 災害ボランティアの宿泊拠点 テント村が完成

能登半島地震で被災した石川県七尾市に、災害ボランティアの宿泊拠点となるテント村が完成しました。

このテント村は、6年前の西日本豪雨の際に受けた支援の恩返しをしたいという岡山県総社市が中心になり、NPO法人などと連携して七尾市内の野球場に設営しました。

24日の入村式で総社市の片岡聡一市長は「七尾市に来たときにボランティアを見かけないと思い提案した。復旧・復興が進むことに期待している」とあいさつしました。

また、NPO法人の理事長で登山家の野口健さんは「テント村があれば作業時間を長くできる。これまではボランティア活動を控える雰囲気もあったが、来ても大丈夫だと伝えたい」と述べました。

敷地内には防寒にも配慮した100のテントが設けられ、ボランティアに最長で2週間滞在してもらうことになっています。

24日は早速全国からボランティアが訪れ、受け付けを済ませたあと、宿泊するテントを確認していました。

このうち茨城県の男性は「東日本大震災のときにお世話になった恩返しに来ました。宿泊場所があると参加しやすいです」と話していました。