フィギュア世界選手権 宇野昌磨 3連覇ならず4位 鍵山優真は2位

カナダで開かれているフィギュアスケートの世界選手権は、23日、男子シングル後半のフリーが行われ、3連覇を狙った宇野昌磨選手はミスが相次ぎ4位となり、日本勢では、鍵山優真選手の2位が最高でした。

前半のショートプログラムで首位だった宇野選手でしたが、後半のフリーは、冒頭の4回転ループで転倒し、続く、得意の4回転フリップでも大きなミスが出ました。

その後も立て直すことが出来ず、フリーの得点は173.13で6位にとどまり、合計も280.85で4位となり3連覇はなりませんでした。

前半2位につけた鍵山選手は、冒頭から4回転ジャンプを立て続けに決めたものの演技後半のトリプルアクセルで転倒しました。

スピンやステップはきれいにまとめ、フリーは203.30で3位、合計は309.65で2位となり2年ぶり3回目の銀メダルを獲得しました。

優勝は前半3位だったアメリカの19歳、イリア・マリニン選手で、冒頭に4回転半のクワッドアクセルを成功させたあと、4種類5回の4回転ジャンプを決める圧巻の演技でフリーで世界歴代最高の227.79をマークし、合計では歴代2位の合計333.76を出して初優勝しました。

初出場の三浦佳生は8位でした。

また、アイスダンスでは日本の小松原美里選手と小松原尊選手のカップルが合計173.90で18位でした。

優勝は、アメリカのマディソン・チョック選手とエバン・ベイツ選手のカップルで2連覇を果たしました

宇野昌磨「かみ合わなかった」

4位となり、3連覇を逃した宇野昌磨選手は、「かみ合わなかった。感傷に浸れるような演技にならず、すがすがしい1敗」と切り替えていました。

鍵山優真「すごく悔しい」

2位となった鍵山優真選手は、「優勝を目指していたのですごく悔しい。どうやったら追いつけるかと考えないといけない。しっかり計画を立てて頑張りたい」と話していました。