大相撲 尊富士が三賞すべて受賞 大の里は敢闘賞・技能賞

大相撲春場所の三賞選考委員会が開かれ、新入幕力士として110年ぶりの優勝を果たした尊富士が殊勲賞と敢闘賞、技能賞の三賞すべてを受賞しました。

春場所の三賞選考委員会は24日、大阪府立体育会館で開かれました。

その結果、新入幕の力士として大正3年の元関脇・両國以来、110年ぶりの優勝を果たした尊富士が殊勲賞と敢闘賞、それに技能賞の三賞すべてを受賞しました。

尊富士

尊富士はスピードを生かした押し相撲で白星を重ね、後半戦は新大関・琴ノ若など三役以上の力士を次々と破り相撲の速さとうまさが評価されました。いずれも初めての受賞です。

三賞をすべて受賞したのは平成12年九州場所の琴光喜以来、24年ぶりです。

大の里

また、11勝4敗の好成績を収めた大の里は大関・貴景勝などを破るなど優勝争いに加わり、馬力を生かした相撲で活躍したことが評価されて敢闘賞と技能賞を受賞しました。敢闘賞は先場所に続いて2回目、技能賞は初めての受賞です。

一方、大の里は初優勝を逃したため、殊勲賞は受賞できませんでした。