富山県氷見市の「二十歳の集い」は、ことし1月7日に予定されていましたが、能登半島地震の影響で24日に開かれ、市の芸術文化館には晴れ着姿やスーツ姿などのおよそ350人が訪れ久々の再会を喜び合いました。
会場では、地震で犠牲になった人に黙とうがささげられました。
富山 氷見 地震で延期の「二十歳の集い」2か月余遅れて開催
能登半島地震で被害を受けた富山県氷見市で、今年度、二十歳を迎えた人を祝う「二十歳の集い」が2か月あまり遅れて開催されました。
![](/news/html/20240324/K10014400961_2403241302_0324130323_02_04.jpg)
そして、代表して2人がステージに上がり二十歳の誓いを述べました。
![](/news/html/20240324/K10014400961_2403241229_0324130323_02_05.jpg)
このうち角美咲さんは「大学進学を機に上京したが、帰ってきて家族や友人、地域の温かさを実感しました。自分も誰かを支え温かさを分けられるよう精進します」と述べました。
また、安井涼介さんは「地元の会社に勤めており、成長できるよう自分の職務を全うしたい」と述べました。
このあと、参加者の出身中学校5校の校歌を地元ゆかりの音楽家が披露し、これにあわせて出席者たちが懐かしそうに校歌を歌っていました。
出席するために帰省した大学生の杉本偲哉さんは「地震の影響で開催できるか不安でしたが、友人と集まることができよかったです。思いやりのある大人になりたいです」と話していました。
「二十歳の集い」は、富山県高岡市と小矢部市も地震の影響で5月に延期しています。