石川 珠洲のウエイトリフティング高校生選手 全国大会開会式に

高校生のウエイトリフティングの全国大会が金沢市で開幕し、能登半島地震で被災した珠洲市の選手が開会式に参加しました。

珠洲市の飯田高校はウエイトリフティングの強豪として知られ、23日、金沢市総合体育館で開かれた全国大会の開会式には、出場する選手4人が参加しました。

式では、被災した飯田高校の吹奏楽部や能登町の能登高校の書道部による復興への願いを込めたパフォーマンスも行われ、会場全体が被災地に思いをはせていました。

飯田高校では、地震の影響で今月5日まで練習場が使えない状況が続いたほか、2人の選手は下宿先が損壊するなどして珠洲市に戻れず、避難先の石川県津幡町の高校で練習を続けていました。

男子67キロ級に出場する2年生の池本創選手は「珠洲で選手として成長してきたので、頑張っている姿を見てもらい珠洲の人たちを元気づけたいです」と話していました。

また、男子55キロ級に出場する2年生の濱野絢也選手は「地震のあと仲間とは違う環境で練習してきましたが、大会でいい記録を出して一緒に表彰台にのぼれたらうれしいです」と話していました。

大会は26日まで行われ、飯田高校の選手は24日と25日に出場します。