イニエスタ選手“スペインで所得税申告”大阪国税局の指摘受け

サッカーの元スペイン代表でJ1のヴィッセル神戸に所属していたアンドレス・イニエスタ選手が、大阪国税局から契約金などの申告漏れを指摘されたことについて、23日、コメントを発表しました。イニエスタ選手は「指摘された期間についてはスペインで所得税申告書を提出した」などとしています。

イニエスタ選手はヴィッセル神戸に所属していた2018年7月から2023年7月のうち、2018年分の契約金などについて、大阪国税局からおよそ8億6000万円の申告漏れを指摘され、およそ5億8000万円を追徴課税されました。

これについてイニエスタ選手が23日、マネージメント会社を通じて文書でコメントを発表しました。

この中でイニエスタ選手は「2018年の期間は、全世界の所得を対象としてスペインで所得税の申告書を提出しました」としています。

日本で今回、指摘された分の納税は済ませたとしたうえで「明らかに負担の大きい二重課税を受けているため、スペインと日本の間の二重課税協定に規定されている、いわゆる『友好的な解決』を開始するよう要請しました」としています。

そして「速やかな解決を待つとともに、支払った超過税金が返還されることを望んでいます」として「私はこれまでも、これからも、施行されている法律と規則に従って行動します」とコメントしました。