鹿児島 2頭の赤ちゃんコアラ命名式 「ツムギ」と「アラタ」に

国内で最も多い16頭のコアラを飼育している鹿児島市の平川動物公園で、去年生まれた2頭の赤ちゃんコアラの名前が決まり、命名式が行われました。

23日行われた命名式には、来場者や園の職員など多くの人が集まりました。

去年5月に生まれたメスと6月に生まれたオスの赤ちゃんコアラが、それぞれの母親に抱きついた状態で飼育員に抱えられながら登場すると、来場者からは「かわいい」といった歓声が上がりました。

そして、700余りの応募から選ばれた名前をつけた2人が、赤ちゃんコアラの前でメスは「ツムギ」、オスは「アラタ」という名前を披露しました。

平川動物公園で飼育されているコアラは、今回、名前が決まった赤ちゃんも含めてメス10頭、オス6頭の合わせて16頭で、国内最多です。

「アラタ」と名付けた出水市の小学4年生の馬見新実結さんは、「新しい命という意味でアラタとつけました。成長が楽しみです」と話していました。

平川動物公園のコアラ飼育員、落合晋作さんは「すてきな名前なので親しみを持ってコアラに接することができると感じます。ぜひ園で見て魅力を感じてほしいです」と話していました。