大相撲14日目 尊富士 勝てば110年ぶり新入幕優勝

大相撲春場所は14日目、優勝争い単独トップの新入幕、尊富士は、大関経験者の朝乃山と対戦です。勝てば新入幕としては110年ぶりとなる優勝が決まります。

春場所は13日目を終え、優勝を争うのは1敗で単独トップの尊富士、3敗の大関 豊昇龍と、23歳の大の里の3人に絞られました。

14日目の23日、尊富士は大関経験者の前頭筆頭、朝乃山との対戦です。

尊富士は、22日の関脇 若元春戦では、立ち合いで相手に得意な体勢を作られながらも、うまく巻きかえてから前に出る相撲で連敗しませんでした。

23日も出足のよさを生かし、一気に攻めて勝負を決められるか注目です。

朝乃山としては、得意の右四つの形を作り自分のペースに持ち込めるかが、かぎになりそうです。

3敗で追う2人のうち、
▽豊昇龍は、4敗の新大関 琴ノ若と対戦します。

過去の対戦成績では豊昇龍が10勝4敗ですが、ここのところ3連敗しています。

また、
▽幕内2場所目の大の里は、小結 阿炎との対戦です。

23日に尊富士が勝った場合、ほかの結果にかかわらず、新入幕として110年ぶりの優勝が決まります。

尊富士が敗れた場合、豊昇龍と大の里がいずれも敗れれば、尊富士が優勝、どちらか一方でも勝てば、優勝争いは千秋楽までもつれ込みます。