ロシア潜水艦 日本海で巡航ミサイルの発射演習 映像を公開

ロシア国防省は日本海でロシア海軍の潜水艦が巡航ミサイルの発射演習を行い、成功したと発表し、ウクライナへの軍事侵攻をめぐり、対立するアメリカや日本などをけん制するねらいもあるとみられます。

ロシア国防省は、極東ウラジオストクに司令部をおく太平洋艦隊のディーゼル型の潜水艦が、日本海で巡航ミサイル「カリブル」の発射演習を行ったと22日に発表し、映像を公開しました。

ミサイルは1000キロ以上離れた極東ハバロフスク地方の演習場にある標的に命中し、成功したとしています。

ロシアは去年3月も、この「カリブル」の発射演習を日本海で行っていて、「カリブル」はロシア軍の主力ミサイルとしてウクライナへの軍事侵攻での攻撃にも使われています。

ロシア軍は、ウクライナ侵攻などをめぐり対立し、アジア太平洋地域で軍事力を強めていると見ているアメリカや、ロシアへ制裁を科す日本などをけん制するねらいもあるとみられます。