株価 一時4万1000円台に 2日連続で終値として最高値更新

22日の東京株式市場、アメリカの株高や円安の進行を背景に日経平均株価は取り引き時間中、一時200円以上値上がりし、4万1000円台をつけました。

22日の東京市場は、21日のニューヨーク市場でダウ平均株価が2日連続で史上最高値を更新した流れを引き継ぐとともに、外国為替市場で円安が進んでいることから輸出関連などを中心に買い注文が広がりました。

日経平均株価は一時、200円以上値上がりして4万1000円台をつけ、取り引き時間中の最高値を更新しました。

その後は、利益を確定しようという売り注文も出て、値上がり幅は縮小しましたが、終値としても2日連続で最高値を更新しました。

▽日経平均株価は21日の終値より72円77銭高い4万888円43銭でした。

▽東証株価指数=トピックスは17.01上がって2813.22。

▽1日の出来高は19億2481万株でした。

市場関係者は「日銀の金融政策決定会合など大きなイベントもあり、今週だけで2000円以上と急ピッチで株価が値上がりしたことから利益を確定しようという動きも出た」と話しています。

2日連続で終値での最高値更新 背景は?

最高値更新のきっかけの1つとなったのがアメリカの株高です。

21日のニューヨーク市場ではダウ平均株価など主要な3つの株価指数がいずれも2日連続で史上最高値を更新し、東京市場でもこの流れを受け継ぎました。

さらに、外国為替市場で1ドル=151円台後半まで値下がりしたことで、自動車など輸出関連の銘柄にも買い注文が出て株価を押し上げました。

一方で、今週に入り、日経平均株価は急ピッチで値上がりし、上昇幅は2000円を上回っていることから利益確定の動きも出て、終値では4万1000円を割り込みました。

それでも2日連続で終値での最高値を更新し、市場関係者からは「企業の業績に対して明るい見方をする投資家は、依然、多い」という声も出ていて、株価上昇の勢いが続くのか注目されます。