大相撲春場所 13日目見どころ 単独トップの尊富士は若元春と

大相撲春場所は13日目、1敗で単独トップの新入幕の尊富士は、関脇 若元春と対戦します。

尊富士は12日目の21日、2日続けての大関戦で豊昇龍に敗れ、初日からの連勝が「11」で止まりました。

春場所は尊富士が1敗で単独トップで、豊昇龍、琴ノ若の大関2人と、大の里、豪ノ山の平幕2人が星の差2つの3敗で追う展開となっています。

13日目の22日、尊富士は関脇 若元春との一番が組まれました。

三役以上の力士との対戦は今場所4回目です。

尊富士は、今場所見せている鋭い立ち合いからの一気の攻めで、相手が十分な形をつくる前に攻めきれるかがポイントになります。

一方、若元春としては、立ち合いで尊富士の当たりを組み止め、まわしを取って得意の左四つに持ち込むことができるかがカギを握ります。

また、3敗で追う4人のうち大関・豊昇龍と平幕の豪ノ山の直接対決が組まれました。

過去の対戦成績は豊昇龍の2勝1敗ですが、先場所は豪ノ山が「寄り切り」で勝っています。

豊昇龍としては、立ち合いで踏み込んで相手のまわしを取って勢いを止め、優位な展開に持ち込みたいところです。

一方、豪ノ山は豊昇龍を正面に捉えながら、持ち味の激しい突き押しで圧力をかけ続ければ勝機が出てきます。

このほかの3敗の力士は琴ノ若が貴景勝と大関どうしの一番、大の里は関脇 大栄翔との対戦がそれぞれ組まれました。