ロシア大統領選 プーチン大統領 “過去最高の得票率で当選”

17日まで投票が行われたロシア大統領選挙で中央選挙管理委員会はプーチン大統領が過去最高の得票率で当選したなどとする最終結果を発表し、プーチン大統領は「ロシアが1つの家族であることを証明した」として結束を強調しました。

今月15日から17日にかけて投票が行われたロシアの大統領選挙について中央選挙管理委員会は21日、最終的な選挙結果としてプーチン大統領が7627万票余りを獲得し、得票率87.28%で当選したと発表しました。

投票率は77.49%となり、旧ソビエト崩壊以降のロシアの大統領選挙で得票率、投票率のいずれも最も高くなりました。

最終結果をうけてプーチン大統領は動画での声明を発表し「ロシアはさらに強くさらに独立していく。選挙によってロシアが1つの大きな友好的な家族であることを証明した」と述べ、みずからのもとでの結束を強調しました。

プーチン大統領は就任式をへて5月7日から通算で5期目に入り、新たな任期は2030年までの6年間となります。

一方、大統領選挙を巡っては欧米各国から「公正な選挙ではなかった」などと非難が相次いでいるほか、ロシアの民間の選挙監視団体は不正操作によってプーチン大統領への得票が大幅に上積みされた疑いがあると主張しています。