20日午前7時すぎ、山口県下関市の六連島の北北西の沖合で、悪天候のため停泊中だった韓国船籍のケミカルタンカー「KEOYOUNG SUN」から、「船が傾いている」と救助を要請する通報があり、その後、船は転覆しました。
このタンカーには、インドネシア人8人、韓国人2人、中国人1人のあわせて11人が乗っていて、20日夜までに9人が現場付近で救助され、このうち8人の死亡が確認されました。
20日朝、転覆した船内で新たに1人が見つかりましたが、海上保安部によりますと死亡が確認されたということです。
この事故による死者はあわせて9人となりました。
海上保安部などは、残る1人の捜索を続けています。
一方、国の運輸安全委員会は21日、船舶事故調査官を現地に派遣しました。
今後、関係者から事情を聞くなどして事故原因の調査を進めるということです。
山口 下関沖 タンカー転覆 乗組員1人見つかるも死亡 死者9人に
20日、山口県下関市の六連島の沖合で11人が乗った韓国船籍のケミカルタンカーが転覆した事故で、21日朝に新たに見つかった1人の死亡が確認され、死者はあわせて9人となりました。
海上保安部などはまだ見つかっていない1人の捜索を続けています。