米大統領補佐官がウクライナ訪問 軍事支援やり遂げると強調

アメリカ ホワイトハウスで安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官は、20日、ウクライナを訪れ、アメリカ議会で追加の軍事支援のための緊急予算が暗礁に乗り上げていることについて、「やり遂げられると確信している」と強調しました。

アメリカ ホワイトハウスで安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官は、20日、ウクライナの首都キーウでイエルマク大統領府長官と会談したあと、会見しました。

この中でサリバン大統領補佐官は、アメリカ議会で野党 共和党の一部がウクライナへの軍事支援に消極的な姿勢をとり、追加支援のための緊急予算が暗礁に乗り上げていることについて、「議員、そしてアメリカ国民の間には、今もウクライナへの深く、強い支持がある。現在、可決に向け下院と取り組んでいるが、必ずやり遂げられると確信している」と強調しました。

サリバン大統領補佐官はゼレンスキー大統領とも会談し、ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナを支援し続ける方針を伝えるものとみられます。

一方、イエルマク大統領府長官は、ウクライナが各国と進めている2国間の安全保障協定について、すでに40か国近くと結んだことを明らかにした上で、アメリカとも署名の準備を進めているとし、「歴史的な合意になるだろう」と述べました。