北海道 深川で犬ぞりレース 観客から大きな声援

人が乗ったそりを犬が引いてタイムを競う犬ぞりの大会が北海道深川市で開かれ、スピード感あふれるレースに観客から大きな声援が送られました。

この大会は犬ぞりの愛好家で作る団体が開いたもので、会場となった深川市の広場には、地元のほか、札幌市や釧路市などから15チーム、50頭余りの犬が集まりました。

会場には、300メートルと1.5キロの2つのコースが用意され、スタートの合図とともに犬が走り出し、飼い主が乗ったそりを勢いよく引いていました。

参加者のなかには3歳の頃から犬ぞりを始めたという小学生もいて、大きく曲がるカーブを、犬たちを巧みに誘導して走り抜けていました。

ゴール地点では、訪れた人が拍手で迎えたり、飼い主が愛犬を抱きしめたりして、健闘をたたえていました。

レースに参加した小学5年生の女の子は「大会に出るたびに犬の扱い方がだんだん上手になる気がして魅力を感じています。転ぶ回数を減らすことを目標にしたいです」と話していました。

また、レースを観戦した女性は「躍動感があって、すごく見応えがあり、自分もやってみたいと思いました」と話していました。