富山 氷見 災害廃棄物の仮置き場 受け入れ最終日

能登半島地震で発生した災害廃棄物を受け入れている富山県氷見市の仮置き場は20日が受け入れの期限で、多くの人が壊れた家具などを持ち込んでいました。

氷見市は、1月4日から市の中心部の「ふれあいの森」の駐車場に災害廃棄物の仮置き場を設置し、これまでにのべ1万7000件を超える持ち込みがありました。

受け入れ最終日の20日も、壊れた家具などをのせた車が列を作っていました。

60代の男性は「数十回は来ていますが、片付けは終わっておらず、できれば延長してほしい。自宅を解体するとさらに多くのごみが出るのでどのように処分できるか不安です」と話していました。

氷見市では今後、被害を受けた住宅の解体が進み災害廃棄物の増加が見込まれることから、公費で解体した際の廃棄物などを来月以降、受け入れられるよう準備を進めています。

氷見市環境防犯課の水本親行主任は「閉鎖するのは心苦しいが、ふだん通り出せるものや施設で受け入れられるごみもある。分からないことがあれば市に相談してほしい」と話していました。

富山県によりますと、ほかの市町村でも仮置き場はすべて閉鎖されていて、廃棄物の出し方については市町村に確認してほしいとしています。