台湾 次の副総統 蕭美琴氏 チェコ訪問 支持得るため働きかけか

台湾外交部によりますと、次の副総統の蕭美琴氏がチェコを訪問しました。蕭氏はこれより前にアメリカを訪れたことも分かっていて、5月の新政権発足に向けて、台湾が欧米諸国からさらに強い支持を得るための働きかけを進めているとみられます。

台湾外交部によりますと、蕭美琴氏はチェコのシンクタンクの招待で現地を訪問し、演説をしたほか、「友人との意見交換」を行ったということです。

蕭氏の日程は事前に公表されていませんでしたが、チェコ議会上院のビストルチル議長が蕭氏と会話をしている様子を撮った写真を日本時間の19日、Xに投稿しました。

ヨーロッパ諸国はバチカンを除いて台湾と外交関係がなく、中国の圧力を受けるため、台湾当局とのハイレベルの往来には慎重な姿勢をとる場合が多いですが、チェコは2020年にビストルチル議長が台湾を訪問するなど、関係強化に積極的です。

蕭氏はチェコより前にアメリカを訪れたことも分かっていて、5月に頼清徳氏を総統、自身を副総統とする新政権が発足するのに向けて、台湾が欧米諸国からさらに強い支持を得るための働きかけを進めているとみられます。