損保大手4社が保険料事前調整 “再発防止へ対応” 鈴木金融相

損害保険大手4社が、企業向けの保険料を事前に調整していた問題について鈴木金融担当大臣は今月26日に有識者会議の初めての会合を開き、再発防止に向けた対応を進める考えを示しました。

東京海上日動火災保険、損害保険ジャパン、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険の4社は企業や自治体との保険契約で保険料の事前調整を行っていたとして去年12月に金融庁から業務改善命令を受けました。

4社は先月29日に業務改善計画を提出しています。

この問題について鈴木金融担当大臣は19日の閣議のあとの会見で「顧客本位の業務運営の徹底や健全な競争環境の実現を図る観点から、金融庁に有識者会議を設置し、損害保険業について制度監督における必要な対応を検討する」と述べました。

その上で鈴木大臣は有識者会議の初めての会合を今月26日に開き、ことし6月中の報告書のとりまとめを目指す考えを示しました。