鹿児島県警 個人情報流出問題 ほかにも多数の内部文書流出か

鹿児島県警察本部で、性的暴行事件など4つの事件の当事者の名前を含む個人情報が外部に流出していた問題で、県警は18日、ほかにも多数の個人情報を含む同様の内部文書が流出した可能性が高いと明らかにし、野川明輝本部長が謝罪しました。

鹿児島県警察本部は今月12日、新型コロナウイルスの患者の宿泊療養施設で起きた性的暴行事件など告訴や告発を受理した4つの事件の当事者の名前など合わせて12人分の個人情報が記された「告訴・告発事件処理簿一覧表」が外部に流出していたことを明らかにしました。

これについて、野川本部長などが会見で、ほかにも多数の個人情報を含む同様の内部文書が流出した可能性が高いと発表しました。

16日「現代ビジネス」のインターネットの記事で「告訴・告発事件処理簿一覧表」の画像とともに、「流出した個人情報は100件を超える事件でおよそ300人分以上にのぼる」などと報じられ、内容を確認したところ、分かったということです。

野川本部長は「県民の皆様にご迷惑とご心配をおかけし深くおわび申し上げる」と謝罪しました。

鹿児島県警は流出した可能性のある文書の特定を進めたうえで、関係者への通知と謝罪を行うとともに流出の経緯を調べています。