篠塚建次郎さん 死去 パリ・ダカール・ラリー日本人初総合優勝

パリ・ダカール・ラリーで日本人初の総合優勝を果たした山梨県北杜市在住の世界的なラリードライバー、篠塚建次郎さんが、長野県諏訪市の病院で膵臓がんのため亡くなりました。75歳でした。

篠塚建次郎さんは大学卒業後、自動車メーカーに就職し、社員ドライバーとして1986年からアフリカを主な舞台に開かれていた世界で最も過酷と言われるラリー「パリ・ダカール・ラリー」に参戦し、1997年には、日本人初の総合優勝を果たしました。

篠塚さんはゴールにもなっているセネガルに2002年、小学校を設立し、毎年文房具を寄付するなどの支援活動も続け、こうした活動も認められておととし日本自動車殿堂に殿堂入りしました。

篠塚さんは35年ほど前から北杜市に住み、70歳代になってもサハラ砂漠で開催されるラリーに参戦していました。

妻の篠塚ひろ子さんは「本当によく走り続けました。どうぞ皆様も、篠塚を褒めてやってください。長く応援いただき、ありがとうございました」などとコメントしています。

葬儀は家族のみで行い、後日お別れの会を開くということです。