強風の影響か 首都高でトラック横転 千葉では「やちぼこり」

18日、各地で強い風が吹き、東京都や埼玉県などで、その影響とみられる被害が発生しました。

東京 足立区 首都高でトラック横転

18日午後2時、東京 足立区の首都高速中央環状線で「風でトラックが横転した」と110番通報がありました。

警視庁によりますと、30代の男性が運転する8トントラックが横転し、隣の車線を走っていた50代の男性が運転する軽乗用車に接触したということです。

この事故によるけが人はいませんでした。

警視庁はトラックが強風にあおられて横転したとみて、詳しい状況を調べています。

現場は江北ジャンクションから西に100メートルほどの場所で、中央環状線は強風の影響で午後3時ごろから一部区間で通行止めとなっています。

千葉 八街市では「やちぼこり」

18日午前、千葉県八街市では、強い風によって土ぼこりが勢いよく舞っている様子が撮影されました。

動画を撮影したトラック運転手の50代の男性は「大型トラックを運転しているとハンドルを取られるくらいの強風が吹いていて、駐車場に車を止めて外に出ようとしてもドアが開けられないほどでした。運転中、車のフロントガラスが土ぼこりで茶色一色となり前が見えなくなるくらい土ぼこりが舞っていました。路面には土が積もるほどになっていて、道路脇を歩いている学生たちも目を開けていられない様子でした」と話していました。

今回のように強い風で土が舞い上がる現象は、八街市周辺では「やちぼこり」と呼ばれ、毎年この時期の悩みとなっています。

八街市はきめが細かく水はけのよい土壌を生かした畑作が盛んで、落花生の生産は全国有数の規模を誇ります。

しかし、秋に落花生の収穫が終わり何も植えられていない状態の畑で、雨が少なく乾燥する春先に強い風が吹くと、土ぼこりが広がってしまうということです。

八街市農政課によりますと、春先に育ち肥料にもなる小麦などの植物を畑に植えることを呼びかけ、土がむき出しになるのを防ぐ取り組みを進めていますが、なかなか食い止めるのは難しいのが現状だということです。

埼玉 川口市の公園 木が根元から倒れる

埼玉県内でも風が強まり、川口市の公園では木が根元から倒れました。けが人はおらず、市は強い風の影響で木が倒れた可能性があるとみて詳しい状況を調べています。

18日午前10時ごろ、埼玉県川口市領家2丁目にある公園で「木が倒れて道路をふさいでいる」と近くに住む女性から市に連絡がありました。

川口市が調べたところ幹の周りがおよそ2メートル高さが少なくとも5メートルあるソメイヨシノの木1本が根元から倒れていて、木の内部には腐っている部分が確認されたということです。

また木の状態から植えられて50年ほどたっていたとみられるということです。

けが人はいませんでした。

気象台によりますと、18日の埼玉県内は西高東低の冬型の気圧配置となった影響で午前中から風が強まり、隣接するさいたま市で午後1時58分に20.4メートルの最大瞬間風速を観測したほか、所沢市で午後0時58分に28メートルに達し、2008年の観測開始以降3月としては最も強くなりました。

川口市は強い風の影響で木が倒れた可能性があるとみて詳しい状況を調べています。

長野 強風でスイミングスクールの金属製の屋根剥がれた可能性

冬型の気圧配置の影響で18日の長野県内は全域で風が強まり、長野市ではスイミングスクールの金属製の屋根が剥がれる被害がありました。

けがをした人はいなかったということです。

消防によりますと、18日午前11時半前、長野市若里のスイミングスクールの建物の屋根が剥がれたと職員から通報がありました。

消防が確認したところ、高さ10メートルほどの屋根に敷かれた、幅30センチ、長さ20メートルの金属製の板6枚が剥がれたり剥がれかかったりしていたということです。

地面への落下はなく、スイミングスクールの職員が一部を回収したほか、消防がロープなどを使って補強したということで、けが人や周辺の建物への被害はありませんでした。

気象台によりますと、発達中の低気圧が東に進み、西高東低の冬型の気圧配置となっている影響で、18日の長野県内は全域で風が強まりました。

長野市では午前10時すぎに17.9メートルの最大瞬間風速を観測し、そのあとも現場付近では強い風が吹いていたということで、消防は強風の影響で屋根が剥がれた可能性が高いとしています。