大相撲 元幕内の照強が引退 動きのよさや塩まきで土俵沸かす

大相撲の幕内経験者で、小兵ならではの動きのよさや豪快な塩まきで土俵を沸かせた照強が引退することになりました。

伊勢ヶ濱部屋の照強は兵庫県南あわじ市出身の29歳。

阪神 淡路大震災が発生した平成7年1月17日に淡路島で生まれ、平成22年の春場所で初土俵を踏みました。

片手いっぱいの塩をつかんで豪快にまく姿がファンの人気を集め、身長は1メートル70センチに満たない小兵ながらも、動きのよさで浅くまわしを取って食い下がる相撲で番付を上げました。

平成29年の初場所で新十両となり、平成31年の春場所で新入幕を果たすと、令和元年の名古屋場所では12勝3敗の好成績を残して敢闘賞を受賞、翌年の秋場所では自己最高位の前頭3枚目まで番付を上げました。

しかし、去年の春場所、およそ5年守ってきた関取の地位から幕下に番付を落とすなど、最近は成績がふるわず、西の幕下36枚目で迎えた今場所は初日から休場していて、18日、日本相撲協会に引退届を提出し受理されました。

照強は19日、記者会見を開いて引退を決断した理由などを説明する予定です。