能登半島地震 1人5万円義援金 申請受付6市町の窓口で開始 石川

能登半島地震で寄せられた義援金について、石川県は被害の大きかった6つの市と町のすべての住民に1人当たり5万円を配ることにしていて、18日から窓口での申請の受け付けが始まりました。

石川県は能登半島地震を受けて寄せられた義援金について、特に被害の大きかった
▽七尾市、▽輪島市、▽珠洲市、▽志賀町、▽穴水町、▽能登町の6つの市と町のすべての住民に1人当たり5万円を配ることにしています。

この義援金の受け取りについて、県は2月26日からオンラインと郵送で申請を受け付けていましたが、18日からは市役所や町役場それに石川県庁など県内9か所の窓口でも受け付けを始めました。

このうち能登町役場に開設された窓口には、朝から50人以上の住民が訪れ、申請用紙に記入したり必要な書類を確認したりしていました。

申請に訪れた70代の男性は「年金だけで生活しているのでありがたい。地震で壊れた家の修理費に使いたい」と話していました。

この義援金は、申請してから3週間から1か月ほどで配られることになっています。

義援金 被害に応じた配分も 別途申請受け付け

義援金について、石川県は被災者の被害状況に応じた配分も行うことにしていて、別途申請を受け付けています。

県によりますと、人的被害は死亡・行方不明で20万円、重傷で10万円が配分されます。

住宅被害は全壊の世帯が20万円、半壊の世帯は程度に応じて5万円から15万円をそれぞれ配ることにしています。

これらの義援金は被災者がり災証明書などの必要な書類を準備して申請すれば、市や町を通じて振り込まれることになっています。

石川県は引き続き義援金の募集も行っていて、寄せられた総額に応じて被災者に追加で配分するとしています。