ダイハツ滋賀工場 「ロッキー」など3車種生産再開 約3か月ぶり

ダイハツ工業は、国の認証取得の不正問題を受けて稼働を停止していた滋賀県竜王町の滋賀工場で、18日から一部の車種の生産を再開しました。この工場での生産再開はおよそ3か月ぶりです。

ダイハツ工業は、国の認証取得の不正問題で去年12月下旬から国内4つの自動車工場の稼働を停止していましたが、国土交通省が基準への適合を確認できたとして出荷停止の指示を解除したことを受けて、先月、京都工場と子会社の「ダイハツ九州」の大分工場で一部の車種の生産を再開しました。

これに続いて、ダイハツは18日、滋賀県竜王町にある滋賀工場で、「ロッキー」のガソリン車と、トヨタ自動車ブランドの「ライズ」のガソリン車、それに、SUBARUブランドの「レックス」の3つの車種の生産を再開しました。

この工場での生産再開は3か月ぶりです。

工場には18日午前7時半ごろから次々と従業員が出勤し、「工場が止まっている間は不安だった」とか、「失った信頼を取り戻すため1台1台しっかりとつくっていきたい」などと話していました。

会社は、主力の軽乗用車「タント」などについても生産再開に向けた準備を進めていて、ダイハツの昨年度1年間の国内生産台数の7割近くを占める車種で、すでに再開したり、再開の見込みが立ったりしていることになります。